味覚障害者の夢
土方は今日もマヨネーズを食す。それはもう大量に。
食卓にのぼる白飯におかず、ほとんどの料理にマヨネーズをかけるのだった。
それはいつもの見慣れた光景であったけれど、周囲の側にしてみればちょっとくらい控えてほしいというのが本音である。
周囲の期待の眼差しに後押しされ、おそるおそる口を開いたのは近藤だ。
「トシィ、マヨネーズもいいけど、ほどほどにしとけよー」
「へいきだってこんどうさん、おれ、アンタの味はちゃあんとわかってるから」
そうにっこり笑う土方と、絶句する近藤のいつもの日常風景。
ようこそ我が食卓へ。
20061202