アイスクリームを食べる
 土方はアイスクリームを買いに行く。真夏みたいな暑い日なので、このような冷菓はぴったりだ。
「近藤さん、ひとつ食うか?」
 屯所に帰ってくるなりまっすぐに近藤のもとへ向かった土方は、何もないところで蹴躓いた。持っていたアイスクリームごと前方へと倒れ込む。あわてて起き上がった土方の視界に、ズボンをクリームまみれにさせた近藤の姿が映った。
「ごめん近藤さん!」
 土方は焦ったふうに、だがわずかに頬を緩ませながら自分のくちびるをぺろりと舐めた。
「おれが責任もって全部舐め取ってやるからな」


07.05.27
*ぞっとするおはなし。