とまらない涙
 土方は泣いていた。ぼろぼろぼろぼろとあふれる涙が頬を伝っていく。ぐすりと鼻を鳴らして近藤の許に向かう。
「近藤さん……」
「トシ、どうした!?」
「おれ……」
 近藤にぎゅうっと抱きしめられ、土方はそうっと近藤の背中に腕をまわした。玉ねぎくさい自分の手に、もうひと滴の涙を零しながら。


07.02.20
*ぞっとするおはなし。