しあわせについて考える
土方は頬杖をつきながらほうとちいさくため息を落とした。 その微かな音が聞こえたのか、正面に座って書き物をしていた近藤が顔をあげる。
「どうした、トシ」
「なんでもねえよ、近藤さん」
「でもため息なんて」
ため息するたびに幸せが逃げていくんだぞ。顔をしかめる近藤に土方はにっこりと笑顔を浮かべた。
「他のやつにも分けてやれるくらいしあわせすぎるんだ」
07.02.19
*ぞっとするおはなし。