19:手を繋ぐ
からだを繋げたあと、近藤はすぐに寝入ってしまった。その寝顔を眺めながら土方は、いまだ身体がくすぶっているのを感じていた。疲れているのに眠れない。まだ興奮の最中にいるようだ。布団のなかを探り、近藤の手のひらに自分のそれをふれさせた。この手に自分は翻弄させられたのだと、情事を思い出してしまい彼にふれられた箇所がふたたび熱を取り戻す。このままではますます眠れそうにない。土方はそっと吐息すると近藤の手をぎゅっとにぎりしめた。にぎりかえしてくるそのぬくもりを感じながら、静かに瞼を閉じた。
20080320