07:見つめあい
そういえば最近ご無沙汰だよなァと不意に思いついた土方は実は毎日のように悶々と考えていたのだけれども、ついには矢も盾もいられなくなって近藤のもとへと急いだのだった。
新聞を読んでいる近藤に寄り添うよう畳に両膝をつけ、なァ近藤さん、とうっとりと目を細め自分のできうるかぎりの微笑みを浮かべた。すると近藤が活字から目を離してじいっと土方の顔を見つめてくるので、土方の心臓は踊り狂っているみたいに激しく高鳴りだす。
「トシ……」
「こ、近藤さ」
「どうした、眠たそうな顔をして」
眠たそうな顔!
だれがだ、だれがッ!
土方はがくりと肩を落とし、ちっともわかってくれない鈍感男をねめつけた。
「ン、なに、にらめっこ?」
負けねーよォ、とわざとしかつめらしい顔をする近藤に、土方の邪心は今日も不発に終わるのだった。
20080123