49:汚染
 ――汚れてるのは俺のほうだ。
 近藤の真意を告げられ、土方は身の千切れる思いであった。
 俺は、アンタといるとすげー幸せなんだ。でも、アンタといると、俺はなんて醜い人間なんだって、思い知らされちまう。俺はアンタしかいらねェ。だからアンタも……、無理を承知で言うからな、だから、アンタにも俺しか見てほしくねェんだ。
 土方は震える手指を伸ばし、近藤の手にふれ、つよく握りしめた。
 ――俺はアンタとならどこにでも堕ちていけるよ。


20071107