06:白昼夢
 近藤は土方を抱いている。
 真昼間であったが今日は非番なのだ。
 なしくずしに布団に倒れ込み、足を絡ませ、接吻けを交わした。横たわる肢体の熱がふれている皮膚から伝わってくる。
 だが、それとは逆に近藤の心は徐々に冷えていくのだった。虚しさが募るだけだ。
 ぎり、と奥歯を噛みしめた近藤は、視界を隠してしまうよう顔を布団に押しつけた。
(他の女を抱いてもおまえの顔しか思い出せやしねえンだ)


20070609