「何言ってんだよ、近藤さん。挨拶回りに差し支え出るだろ」
「いや、そう積もるほどじゃなくてさ、白いのがちらちら降る景色って、綺麗じゃん」
「アンタってほんと、顔に似合わずロマンティストなのな」 でもそんなところも……、とこっそり笑った土方は、そうだ、と妙案を思いついたのか拳を手のひらに打ちつけた。 「俺が作ってやる」
「え? 作る?」
「そう、たとえば俺の部屋に大量にある忌々しい紙切れを細かく切って、それを屋根から降らすとか」
「書類を切るのだけはやめてッ!」