043:存在の不安と欲望の12ヶ月
 ときおり近藤は我を忘れたみたいに土方を求めてくる。 いつもはそれこそ土方を焦らすようなセックスの仕方だったけれど、それがたまにひとが変わったように土方を追い詰めてくるのだった。
 土方は、戸惑いながらもそんな近藤を受け入れ、そして快楽に身を委ねる。自分という人間を必要とされているのだと、実感のできる瞬間だった。


06.10.08