023:プラトニック
「近藤さん、明日非番だろ? 久しぶりにデート、しようぜ」
「お、そうだなァ。トシ、どっか行きたいとこ、あるか?」
「んー……どっかで飯食って買い物して、カラオケ行って公園で手ェ繋いで、とか?」
「何ソレ」
「ふ、」
土方は近藤の鎖骨に額を当て、くつりと笑った。
「たまにはそォいうのも、いいンじゃね?」
熱っぽく囁いて、故意に近藤の胸元に息を吹きかける。近藤は「やめなさい」と喉の奥で笑う。
「でも、こういうときに話すモンじゃねえよな」
「んッ、」
湿った舌で耳朶を舐められ、土方はちいさく身を震わせた。
そうすると中に入ったままの近藤にも振動が伝わったようで、わずかに眉をしかめる。
「……そンじゃ、明日プラトニックに過ごす分……」
どうやら今夜は眠らせてくれないらしい。
06.07.09